ルーブリアン記念缶
Lu-Briant Limited edition
1968年に販売を開始したレーマンを代表する伝統的なチョコレート菓子のアソート『ルーブリアン』。
発売から50周年を迎えた年に感謝の気持ちを込めて作ったのが限定デザイン缶のはじまり。
それ以降、毎年限定缶を発売しています。
■2018年 真珠の耳飾りの少女(ヨハネス・フェルメール作)
【絵画解説】
フェルメールの最も有名な作品のひとつで、北欧のモナリザと称される傑作《真珠の耳飾りの少女》。
別名、青いターバンの娘とも呼ばれる。
黄色と青色による鮮やかな色彩のコントラスト、少女の振り向きざまの一瞬を捉えたかのような構図がとられている。
フェルメールは青を特に好み、この青の原料は宝石のラピスラズリをすり潰して「ウルトラマリン」という絵の具にしていた非常に高価なもので、現代では「フェルメール・ブルー」とも呼ばれている。
マウリッツハイス美術館(オランダ)所蔵
【作者】
ヨハネス・フェルメール 1632年-1675年
ネーデルラント連邦共和国(オランダ)の画家で、バロック期を代表する画家の1人
映像のような写実的な手法と綿密な空間構成そして光による巧みな質感表現を特徴とする
■2019年 イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(ピエール=オーギュスト・ルノワール作)
【絵画解説】
裕福なユダヤ人銀行家カーン・ダンヴェール家からの依頼で書かれた肖像画。
モデルはダンヴェール家の長女イレーヌで、当時8歳。
《可愛いイレーヌ》とも呼ばれ、絵画史上最も有名な少女像といわれる。
しかし、イレーヌの両親はこの絵を気に入らず、代金の支払いを渋ったそうである。
チューリッヒ美術館(スイス)所蔵
【作者】
ピエール=オーギュスト・ルノワール 1841年-1919年
印象派を代表するフランスの画家
柔らかい色彩で描かれた作品が多い
■2020年 散歩、日傘をさす女性(クロード・モネ作)
【絵画解説】
1875年、モネが34歳の時に描いた絵画。
モデルはモネの最初の妻カミーユと長男ジャン。
散歩で先へ急ぐ二人を後ろから呼び止めて振り返ったときの瞬間を描いている。
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(アメリカ)所蔵
【作者】
クロード・モネ 1840~1926
フランスの画家、印象主義の巨匠
幼いころに港町ル・アーブルに移り住む
10代半ばに風景画家ウジェーヌ・ブーダンの目にとまり、風景画の才能を開花させる
■2021年 レースの帽子の少女(ピエール=オーギュスト・ルノワール作)
【絵画解説】
《レースの帽子の少女》は「真珠色の時代」といわれる時期に描かれた絵画。
レースの帽子とボリュームのある袖、透明感のある少女の軽やかな表情が印象的である。
仕立て屋の家庭に育ったルノワールは衣装の質感をとらえて描き出すことを得意とし、少女がかぶっているレースの帽子は当時流行していたもの。
ポーラ美術館(日本)所蔵
【作者】
ピエール=オーギュスト・ルノワール 1841年-1919年
この頃のルノワールは印象派に行き詰まりを感じていた
新たな手法を求めて試行錯誤を繰り返し、柔らかなタッチとなめらかな色彩を獲得する
■2022年 バラを持つマリー=アントワネット(エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン作)
【絵画解説】
1783年に描かれたこの肖像画は、王立絵画彫刻アカデミーの展覧会「サロン」に出展されたものであるが、最初は麦わら帽子と白いモスリン(木綿や羊毛などの薄地の織物)製のシュミーズドレスだった。
しかしその装いは王妃という立場には相応しくないと非難をされ、肖像画は即座に取り外される。
そこで画家のヴィジェ=ルブランは、正統派のドレスを着用した肖像画を早急に作成し、これが大きな反響を呼ぶ。
ヴェルサイユ宮殿美術館(フランス)所蔵
【作者】
エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン 1775年-1842年
18世紀で最も有名なフランスの女性画家
画家ルイ・ヴィジェの娘としてパリで生まれる
マリー=アントワネットに気に入られ、王妃付きの画家としてヴェルサイユ宮殿に迎えられる
■2023年 牛乳を注ぐ女(ヨハネス・フェルメール作)
【絵画説明】
台所仕事をする女性は、ほかの作品には見られないがっしりした体格で描かれていて、釘や釘跡など細部まで克明に描かれた背景と女性との対照性が見事
アムステルダム国立美術館(オランダ)所蔵
【作者】
ヨハネス・フェルメール 1632年-1675年
オランダ黄金時代の画家ヨハネス・フェルメールが1657年ごろに描いた絵画
代表する絵画のひとつ
画家として活動した約20年の間に描いたのは50数点で、そのうち現存するものはわずか30数点である